梅雨入り前か梅雨入り直後の5月下旬~6月上旬にかけ、ぎっくり腰になる確率がものすごく高いのです。
重いものを持ったときではなく、自然なカラダの動きの中でぎっくり腰になります。しゃがんだとき、寝起きで立ち上がろうとしたとき、○○の中を覗こうとしたとき、など。この時期慎重に過ごすようにしてますが、なにか予防することありますか?
(若い頃、文京区湯島にあるスナックのバ○アから「マジックマッシュルームの人に似てるね」と言われたことがあるAppSheet大好きさんからのご相談)
ひさっちの回答
ぎっくり腰予防方法のご質問に対する私のコメントをツイートします。
ドイツでは、“魔女の一撃”・英語では“My back went out.”と表現される、ギックリ腰の予防についてのご質問ですが、私は、“ギックリ腰の為の予防法”はないと考えています。
「振り返れば…あれが…」と思い当たる事があったとしても、では、そのギックリ腰の予兆なるものに気を配り生活を送ったとしても、恐らく、また、ギックリ腰になると思います。
なぜなら、ギックリ腰を発症させるトリガーは、個人の数だけあるからです。
では、全く予防法なるものがないかと言えばあるにはあります。
ただ、この予防法は、ギックリ腰を起こしやすい季節・時期になったから始めては間に合いません。
その予防法は、“足首の柔軟性を維持する”という予防法です。
腰を過度に使わずに、脚を使う生活(結果、全身を使いやすくなります)を獲得するための鍵は足首の柔軟にあります。足首が硬ければ、脚は上手く動いてくれません。
足首が柔軟であれば、脚を使った身体動作がしやすくなる。結果として、ギックリ腰の発症率は低くなっていくはずです。
習慣にすることがポイントです、出来るときに行なって、そして、それをクセにしてください。
これは、ギックリ腰予防にターゲットを当てた予防法ではなく、日常生活において腰に負担を掛けない身体操作を行なう為のものです。
力を出す為の腰という考えを持っていると、日常生活のちょっとした場面でも、腰に力をいれて、結果、体幹を不必要に固めてしまいます。これがギックリ腰になる原因の全てではありませんが、ギックリ腰を発症させるトリガーになり得ます。
腰を下ろして、足の指の間に手の指を差し込み、ゆっくりと足首を回すなり、あるいは足首のストレッチを思いつくままに気持ちが良い程度の強度で行なってください。
回数・頻度・行なう時間帯などは、気にしないでください。気がついたら行なってください。
足の力で物を持ち上げる、すなわち腰で持ち上げない。
力と腰の関係を誤解なさっている方が多いのではないかと私は考えています。
私は腰から力を出すではなく、腰は身体を安定させるためにあると考えています。
ワーキングパワーアシストスーツという身体動作補助装具がありますが、初期の頃のパワースーツは、「重たいものを持ち上げる為に足の筋肉を有効活用出来るように支援する」という発想・思想で作られていました。
足の力で物を持ち上げる、すなわち腰で持ち上げない。
力と腰の関係を誤解なさっている方が多いのではないかと私は考えています。
私は腰から力を出すではなく、腰は身体を安定させるためにあると考えています。
力を出す為の腰という考えを持っていると、日常生活のちょっとした場面でも、腰に力をいれて、結果、体幹を不必要に固めてしまいます。これがギックリ腰になる原因の全てではありませんが、ギックリ腰を発症させるトリガーになり得ます。
腰を過度に使わずに、脚を使う生活(結果、全身を使いやすくなります)を獲得するための鍵は足首の柔軟にあります。足首が硬ければ、脚は上手く動いてくれません。
足首が柔軟であれば、脚を使った身体動作がしやすくなる。結果として、ギックリ腰の発症率は低くなっていくはずです。