AppSheetJapanに学校関係者は多いですが、塾関係者が現れないのはなぜでしょう?やっぱ塾と学校って別物?

 

ひさっちの回答

誤解を恐れずに私見を述べますね。 塾は人格形成は基本いたしません。 受験というシチュエーションで最大限の力が発揮出来るようになることが最大限の目標です。
従って、塾の講師・生徒・保護者の3者間での視線の方向はほぼ同じです。
しかし、人格形成をめざすのであれば、本来生徒に様々な失敗を経験させなければなりません。
行動を起こして失敗をしてアジャストしていくことの繰り返しが人格形成の道筋です。
であるのならば、教師は一人一人を対象に接していかなかればなりません。
そして、目の前の現象を敢えて失敗をさせるのかさせないのかを判断しながら生徒に接する必要があります。 ということは、目の前の生徒の生育歴をしっているのか、いないのかは生徒を支援する立場の者としては、最低限は把握しておかなくてはなりません。
ということは、保護者の方のご協力がどうしても必要になります。
しかし、今保護者の方との協力関係を築くことが本当に大変なのです。
 
生徒に生きる力をつけるために、しても良い失敗とそうでない失敗の判断の一つになる、学校外での様子を知りたいが為に、保護者の方と協力関係を築こうとするのですが…。 残念ながら、ほとんど上手くいきません。このような経験を重ねると教員の多くは、保護者の方とぶつからない事に意識が行ってしまいます。 つまり、クレームがおきないようにおきないように、という意識で日々を過ごすようになってしまいます。
すると、学校で何がおきるかというと、とにかく”安全”にそして”問題”がおきないようにという点に教員のエネルギーが集中していきます。
すると何がおきるのかというと、個の集まりが集団であるはずなのに、個ではなく集団を相手にしてしまいます。
 
ICTでで生徒一人一人を大切にした授業が出来るようになる、と言っていること自体が普段は、生徒一人一人と向かい合っての教育活動をしてこなかったという証拠です。
つまり、今の多くの教育に携わっている方々は、いつのまにか個よりも集団を学校全体を見て、事故やクレームがおきないようにと無意識に注意を払って仕事をする習慣が付いてしまいます。
ですから、教員がAppSheet でアプリを作ろうとすると、目的を越えたオーバースペックなアプリを作ろうとしがちなのです。
一見全体が見えて便利そうに見えますが、個が見えない・緊急時に即応できないアプリをつくろうとしてしまう傾向は今の教育現場で苦しまれているいわゆる現役の方ほどあると思います。
教師・生徒・保護者3者の視線の方向がバラバラでは、守りに入ってしまう方が出てきても仕方がないと私は思っています。
 
批判をしているのでなく、基本…塾関係者はAppSheet は必要ありません。 学力が目標ですから、それに、人格形成も加えるのであれば、ヒトがヒトとして生徒に関わる必要があります。 それも疲弊仕切った教員ではなく、笑顔でそして本気で怒れるような教員が必要です。
その為には、あらゆる手段を用いて、時間を生み出す・自分に自分の為の時間をも生み出すためにも、あらゆる手段・工夫が必要です。その一つとして私はAppSheet を学んでいます。 敢えて、反論異論がでるようにお話をいたしました。 至らぬ、言葉にしてはならぬ文章があったかとは思いますが、 モルさんならば、私の気持ちの一端でもご理解くださるのではないかという甘えで長々と述べさせていただきました。